━━━白髪の仕組み
- 白髪は個人差はありますが、30歳~35歳くらいから生え始め、40代になると50%以上の人の頭には白髪があるみたいです。
- そして50代では髪の半分が「白髪」になるということが分かってきました。ただ、白髪の詳しい原因や、根本的に直す方法は薄毛と一緒でまだ解明されていません。
- 毛髪が生まれる毛根部には、毛乳頭といって、毛細血管で運ばれてきた養分をたくわえる器官があります。この毛乳頭のまわりには髪を育てる母親のような「毛母細胞」と「毛色素細胞」が沢山あり、毛母細胞は毛乳頭から養分をもらい、髪の毛をつくっています。
- 毛色素細胞はメラニンをつくり、それを毛母細胞に送り込んで髪に色がついています。実は髪の毛そのものには、もともと色がついていないのです!水道ホースをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。メラニンが水道水、外側のホースがケラチンです。
- 髪の毛に色がついているのは、毛色素細胞がつくり出すメラニン色素。逆に白髪ができるのは、色素細胞の働きが弱まってしまい、髪を黒くするメラニン色素が髪の中を流れていないためなのです。
白髪の原因
━━━加齢
- 年齢とともに白髪が増えるのはしょうがないとしたものの、はっきりとした因果関係はまだはっきりと分かっていません。年齢を重ねるとともに白髪が増えてくることを考えると、加齢とともに色素細胞の働きが弱まり、メラニン色素がつくられなくなっていくと考えるのが正論です。
- また、メラニン色素をつくる時に欠かせない「チロシナーゼ」という酵素がありますが、この酵素は年齢とともに減っていくということは分かってきています。
- このチロシナーゼは、少量の「銅イオン」がないと働きませんので、銅イオンを安全に含んだ甲殻類や貝類を摂ることが白髪の予防につながるそうです。
━━━遺伝
- 因果関係はまだはっきりとは分かっていないようですが、一般的に両親や祖父母が白髪の場合、子供も成長して年を重ねていくうちに白髪になりやすいと言われています。
━━━栄養不足
- 髪に必要な栄養が不足している(アミノ酸・カルシウム・銅の不足等)
━━━生活習慣
- 睡眠不足、食欲不足、不衛生な頭皮、刺激の強いシャンプーリンス
白髪の改善策
━━━栄養
- 髪の主原料の「アミノ酸」を作るためには、 亜鉛・カルシウム・銅・ビタミンB6が大事です。また、メラニン色素(髪を黒くする作用)を作る「メラノサイト」を 活性化させる栄養素は「カルシウム」ですので、これらを多く含む食生活を心がけましょう。
━━━生活
- 不規則な生活が原因で髪にダメージを与える場合がありますので睡眠を十分取り、ストレスをためない生活を心がけましょう。
━━━頭皮や髪に負担をかけないようにすること
- 頭皮と髪を洗うシャンプー自体の洗浄レベルが市販の物の場合、強すぎる事がほとんどです。大切な髪や頭皮を洗うものだからこそ、絶対に負担をかけないものでなくてはいけません!そこで、洗浄成分の優しい無添加シャンプーが必須となってきます。
━━━頭皮の血行を良くすること
- 頭皮をマッサージしながら洗髪、半身浴、軽い運動は血行が促進され、頭皮の表面温度は上がります。この状態になると、新陳代謝が高まり栄養分はどんどん毛根へ運ばれていきます。
━━━最期に・・・・
- 白髪のメカニズムは少しずつ解明されつつありますが、まだはっきりとした原因・予防法は確立されていません。 しかしシャンプーを優しい物に変えて「白髪が減った」「白髪が伸びるスピードが遅くなった」とのお声も多数頂戴しています。白髪でお困りの方はシャンプーから見直してみるのも良いかもしれません。