シャンプーの選び方はへあ・まーとにお任せ

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ポイント1:洗浄成分と配合成分


シャンプーに含まれる成分を見ること


image.jpg自分が今使ってるシャンプーがどういうものでどんな特徴があるのかは、シャンプーの裏に表記されてる成分表示を見ることである程度は知ることができます。


ネット検索で成分名を打ち込めばすぐに表示されますし、もっと詳しく知りたいのであれば書店にシャンプー(化粧品)成分専門書も販売されていますのでお勧めです。


シャンプーの全成分表示は配合量の多い順に記載されてます。   
(最初に書かれているものがそのシャンプーに一番多く使われれている成分です)

配合量1%以下の成分は順不同です。 (香料・着色料はまとめて最後に表示されてます)

香料などは、天然物でも合成物でも ”香料” としか記載されないので判別できないのが現状です。


ポイント2:実際にシャンプーの成分を見てみよう


8ce182bd.jpgシャンプー選びで一番重要なポイント「洗浄成分」です。
ほとんどのシャンプーの裏面の成分表を見ますと、左から「水」次に書かれているのが洗浄成分(界面活性剤) です。シャンプーの7割方は「水」と「洗浄成分」からできていますので、いくら有効成分を付け足しても「水」と「洗浄成分」が×だと、そのシャンプー自体は×ということになってしまいます。



洗浄成分の説明はLinkIcon洗浄成分の種類をご覧頂ければ良いのですが、とにかくおすすめできない成分は「硫酸系洗浄成分(高級アルコール系)」です。



硫酸系洗浄成分は原価が安く、洗浄力が異常に強いので、工場で体中が油でべとべとになるような勤務環境で働いている方の汚れを落とすのには非常に有益だと思うのですが、髪や頭皮に使うには100%おすすめできない成分です。



シャンプーの裏面表記に「○○硫酸」と書いてありますので、見れば大体分かります。

・ラウレス硫酸Na
・ラウレス硫酸TEA
・ラウレス-3硫酸アンモニウム
・ラウリルエーテル硫酸Na
・ラウリル硫酸Na


ちなみに高級アルコールとは、石油から作る方法と脂肪酸から作る製法があり特徴として、脱脂力が強い・刺激も強い、浸透力も強いの3強です。問題点は、洗浄力が過度に強く、髪や頭皮の水分油分を奪いすぎる、刺激も強い、生分解性が悪く環境に悪い、カユミやふけの原因にもなります。



とにかく○○硫酸とついている洗浄成分は避けて下さい。


ちなみに有名なシャンプーの成分を一部紹介しますと


【○&○ シャンプー】成分

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム液、ラウリル硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、ジステアリン酸エチレングリコール、高重合メチルポリシロキサン(1)、セタノール、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、香料、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、クエン酸ナトリウム、α-オレフィンオリゴマー、安息香酸ナトリウム、トリ(カプリル-カプリン酸)トリメチロールプロパン、無水クエン酸、ベンジルアルコール、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン液、キシレンスルホン酸アンモニウム液、精製水

【○S○BA○I シャンプー】成分

水、ラウレス硫酸Na、ココイルメチルタウリンタウリンNa、ココアンホ酢酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、DPG、コカミドMEA、ソルビトール、塩化Na、ヒドロキシエチルウレア、ポリクオタニウム-7、トウツバキ種子油、ポリクオタニウム-61、ジメチコン、クエン酸、ローカストビーンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー、EDTA-2Na、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルグルタミン酸K、グリセリン、BG、ココイルアルギニンエチルPCA、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料、黄4、黄


【○ンテー○ シャンプー】成分

水、ラウレス硫酸アンモニウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、ラウロアンホ酢酸Na、ラウリル硫酸アンモニウム、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、塩化Na、クエン酸、クエン酸Na、コカミドMEA、セタノール、香料、ジメチコン、ポリクオタニウム-10、水添ポリデセン、安息香酸Na、EDTA-2Na、パンテノール、パンテニルエチル、リシンHCI、メチルチロシンHCI、ヒスチジン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン


【○リ○ト シャンプー】成分

グリチルリチン酸2K、精製水、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O)液、エタノール、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、ジステアリン酸グリコール、グリセリンモノイソデシルエーテル、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、DL- リンゴ酸、海藻エキス-1、ユーカリエキス、グリセリン脂肪酸エステル、軽質流動パラフィン、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、POE(16)ラウリルエーテル、高重合ジメチコン-1、ラウリン酸、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、 POE(4)ラウリルエーテル、PPG、水酸化カリウム液(A)、POE(25)ラウリルエーテル、リン酸、ポリビニルアルコール、BG、水酸化ナトリウム液、ラウレス硫酸Na、安息香酸塩、ステアルトリモニウムクロリド、パラベン、青1、黄4、香料





ポイント3:ノンシリコンはいいシャンプー?


950e5d945449ff7e89d94a5eb60ed5cb-300x240.jpgそもそもシリコン剤とは?
シリコン(正確にはシリコーン)は、ケイ素を含む高分子化合物。化学反応によって作られる完全人工物です。シリコンは有機性の物質より非常に安定している物質で、劣化することなく、吸着性に優れていますからシリコンは、床のワックス掛けや自動車の撥水ワイパーやワックスコート剤、また私たちの化粧品業界に多用されています。



髪に対しての作用は、キューティクルに付着しコーティングすることです。手触りの向上、ツヤを出すなどの効果があります。コストも安価で作れるうえにダメージヘアなども手軽に手触りを改善できるため非常に良く使われます。高級アルコール系のシャンプーはその強い脱脂力で髪がバサバサになるため、シャンプーへのシリコン配合は必要不可欠でした。


誤解がないように言いますが、シリコン自体には毒性もないですし、悪い成分じゃありません。もちろん毛穴にも詰まりません。「シリコン=悪」・「シリコン=毛穴に詰まる」のイメージが強すぎるので「え!」って思われるかもしれませんが事実です。悪ではないのですが、シリコンは水に解けないので、シャンプー後のすすぎが十分できていないと頭皮に残留してしまいます。髪の長い女性の背中ニキビはシリコンが原因だったりしますので、悪いといえば悪いのですが・・・


私が言いたいのは、シリコンを配合して手触りをよくしないと使えないほど、脱脂力が強い洗浄成分を使用したシャンプーが多いことです。ポイント2でご説明しましたが、シャンプーの7割方は「水」と「洗浄成分」ですので、安い洗浄成分を使用すからシリコンを配合しなければならないのです。そもそも優しい洗浄成分のシャンプーを使用すれば、髪もバサバサになりませんし、きしむこともりません。



ならばTVCMで流行りの「ノンシリコンシャンプー」は全て優しい洗浄成分に変わったのか?実はこれも違います。シリコンと同じような成分のコーティング剤(ポリシリコーン、セチルジメチコンシリコン、ポリエーテル変性シリコン、ジメチコン、アミノプロピルジメチコン、シクロメチコン、ジメチコンコポリオール、シクロテトラシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン、シスチンピスPGプロピルシラントリオール、加水分解野菜タンパクPGプロピルシラントリオール、アクリレーツコポリマー、アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30)、コポリマー、ポリクオタニウムー〇、(○が-6-7-11-22-30-37-39-52)などのアクリル樹脂系)


この様にシリコンと同じ機能を果たす数多くの化学物質を配合して「ノンシリコン」を謳っているのです。脱脂力の強い洗浄成分はそのままで、シリコンは入れないのであれば、シリコンに変わる成分を配合すれば良いということになります。それでも「ノンシリコン」に間違いはないので文句は言えないです。



まとめると、今主流となっている「ノンシリコンシャンプー」は、洗浄剤は強い(従来通り)がシリコン以外の化学成分で代用しているシャンプーが多いということになります。




ポイント4:最期に・・・


dr-apr3.jpg良いシャンプーを探すには
市場にはそれこそ星の数ほどシャンプーが販売されていますのでシャンプー選びは本当に大変です。もちろんLinkIcon当店の無添加シャンプーをお使い頂くのが一番嬉しいのですが、当店以外でも素晴らしいシャンプーが存在するのも事実です。


そこで上記に記載した事は、シャンプー選びの基本中の基本ですので、これを踏まえた上でご自分に合ったシャンプーを探されてみてはいかがでしょうか?

もし分からないことがございましたら、お気軽に当店までお問い合わせ下さい。
あなたに合った最高のシャンプーが見つかることを心よりお祈り申し上げます。

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